2009年06月18日

学校を休ませる 

寸子が現代の親御さん達を見ていて理解に苦しむのが、この学校を休ませる時の基準です。
休日は混むので、平日にディズニーランドに行くために学校を休ませる。
あと2〜3日後には学校そのものが春休みや夏休みに入るのに、学期末や学年末の〆のけじめをきちんとつけさせずに、海外や北海道に旅行に行くために学校を休ませる。
これって、みんな親の都合な訳です。
それでこのような親御さんに限って
「うちは38℃以上の熱でないと学校は休ませません!」
と言うのです。
37・5〜37・8℃くらいの熱の時って、かなり身体はきついですよ。
身体の節々なんか特に。頭がガンガンとうずく時もありますし。

寸子は仲良同級生の中では結婚が一番遅い分だけ、独身の時には既に友達の子供がクラスのいじめにあって苦労している話などは聞いていました。
自分達の頃のいじめとは質が違ってきている事を結婚前に知りました。
寸子は自分の子供がもしも
「学校に行きたくない。」
と言い出して、そしてその理由が「いじめ」であった場合は無条件で学校は休ませると決めていました。
ただ、この時はまだ結婚前で、当たり前ですが子供も産んでいなく、そして何よりも、寸子の子供たる者がいじめっ子になってご近所様から頻繁に苦情はきても、まさかいじめに遭う方になるとは思ってもいませんでした。

ここからは寸子の体験からの所見です。
寸子はいじめが理由で
「今日は学校に行きたくない。」
と言った時は思い切って休ませました。
そして担任にははっきりと
「いじめが原因で学校に行きたくないと言っているので休ませます。」と言いました。
言葉ではやんわりと、腹では
「オメ〜よ〜、うちの大事な跡取り坊ちゃまを、ちゃんと見てくれてんのか〜?」

不思議なもので、学校にしても、担任にしても、その嫌がらせや、いじめに耐えながらも必死で学校に行っている間はどんなに訴えても無駄ですが、学校を休むとビビリまして対応が違います。
いじめている連中も同じです。
一瞬ではありますがいじめは一時中断されるようです。
ただ言っておきますが、担任にしても、いじめている連中にしても、あくまでも一瞬です。

いじめに遭い、学校を休む事を
「逃げたらいけない!」
などと言う言葉で叱咤激励はするべきではないと思います。
親が子供を一番追い詰めている言葉です。
励ましではありません。
これはぜひとも読者さんたちは勿論ですが、現代の子供事情に無知なご主人様にも肝に銘じるように言っていただきたいものです。
逃げているのではなく、避難させていると思えばどうですか?

大人社会にも、職場にも陰湿ないじめはあるのです。
今日も、明日も、明後日も、行けば必ず何らかの嫌がらせを受ける事を知りながらも、生活のため、お金のためとどこまで耐えられるでしょうか?
「どうしてもあの嫌味には耐えられそうな気分じゃない、今日は休んじゃおう」
と思った事、休んだ事はありませんか?
大人はいいですよ。最後は
「人間関係で疲れたので退職します。」

特に、子供の手が離れて時間に余裕が出来たからと十数年ぶりに週2〜3日、又は1日2〜3時間程度のパートタイムに出た主婦連中に非常に多い
「ちょっと体調をくずして。」
を理由に意図も簡単に辞められるのですから。

自分が逃げている事は子供本人が一番自覚しているのです。
その事に子供本人が一番情けなく、悔しく思っているのです。


経済的な問題はありますが、欠席が多いために学力が下がるという事がないように、塾や家庭教師への出費も当分の間は必要経費として腹をくくりましょう。

寸子は子供がいじめが理由で休ませる時に心がけた事は
2日続けては休ませないという事でした。
2日続けて休んだら3日目は今以上に行きたくなくなるものです。
そして学校を休んでも、家での課題は与えました。
寸子はフルタイムで働いていたので子供が休んだからと言って日中監視してはいられませんでしたので、ドリルや漢字を書く練習や教科書を読んで暗記する、など、学校を休む事は勉強をしなくて、1日中ゲーム
遊びをして良い事ではないという姿勢だけは一貫して通しました。
何も学校のように6時間きっちりやらなくても良いと思います。
だいたい、小学生の子供が誰もいない家で1人で6時間も独学出来るようなお子様は、関東なら開成中学・高校または、桜蔭女子中学・高校、関西なら灘中学・高校に合格できる頭の子供ですよ。


朝、息子は「学校に行きたくない。」と言いました。
けれども寸子は目に涙をためながら訴えている息子を半ば強引に行かせました。
この時は息子がいじめに遭っている事は知ってはいましたが、手口やいじめの度合がどの程度かははっきりと把握出来ていませんでした。
それから数日経って同じクラスの女の子のお母さんとばったり道端であった時に聞かせれました。
「学校を休みたい。」と言っている息子に休む事を許さず登校させた日、息子はクラスの悪ガキ連中7〜8人に輪になって囲まれ、教室に置いてある鉛筆けずりのカスを頭の上からかけられ泣いたそうです。

そして、当時、男子の遊びの中で「遊戯王カード」というのが流行ったのですが、ある1人の男子のカードが1枚なくなったそうです。
それも学校内ではなく、下校後に他の生徒達と遊んでいる時です。
そのカードを息子が盗んだ事になっていて、「ドロボー」と呼ばれている事も、後からこのカードが一緒に遊んでいた他の生徒が持っていた事も。

担任は全て知っているそうです。やった生徒達に注意はしたようですが、親へこのような事があった連絡等は一切ありませんでした。
だから寸子はクラスの子のお母さんに聞くまで知りませんでした。
息子も言いませんでしたし。

この事を聞いてから暫くは仕事に行っても、息子が複数のガキ等にやられているこの光景が頭から離れませんでした。
良かったのか悪かったのかは別として、少なくてもこの日、学校を休ませていたらこのような目に遭わずに済んだのです。
今でも思い出すと胸が締め付けられます。
そしてあれから5年が過ぎても、別々の中学校に行っても、息子はどうだか知りませんが、寸子は時々このガキ等を見かけるたびに首を絞めてやりたいという思いは今も変っていません。

結局はここでも、自分の子供は自分しか守ってあげる事は出来ないのです。

頭に工作ボンドをべっとり付けられても、
複数で押さえつけられて、みんなの前でパンツをおろされ、フリちん姿に曝され笑われても、
穿いているスカートをハサミでメッタ切られても、
きちんと管理もしないで、だらしがなくテメエが勝手に失くした私物を「オマエが盗んだ」とクラス中から何ヶ月もドロボーと呼びつけされても、それでも
「がんばれ!」「逃げるな!」「学校は休ませない!」
というのなら、それも各自親御さんの判断です。

寸子は世間から非難されようが、子供にあまいと言われようが、欠席が多すぎて落ちこぼれの頭がバカになろうが、
健気に生きていてくれる事を望みます。
いじめによる自殺で我が子を亡くされた親御さん達のご心中に比べれば何も怖いものなどありません。

posted by 寸子(スンコ) at 05:21| Comment(0) | いじめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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